何でもかんでも「早くやること」に対して
価値が置かれている気がする。
企業は効率化と言い、なるべくたくさんの作業量を求める。
スタートアップ企業はスピードこそが優位性だと言う。
そして、
仕事はツールを使ってスピーディにこなすことが良い。
無駄なことはカットして、必要なことだけするのが良い。
時短と称して、なるべく早く事を終わらせるのが良い。
そんな価値観が浸透してきているように思う。
(価値観は自分で決められるのだが)
単位時間あたりの「やること」は増える一方だ。
いったい何のためか?
企業の場合はわかりやすい。
経済的な理由からだ。
同じ時間のうちに、多くの売上・多くの利益を上げるため。
利益につながることだけにフォーカスさせる。
無駄なことなんてさせない。
早く仕事をやらせ、空いた時間には別の仕事をさせる。
一方で、個人の場合はどうか?
余剰時間をつくるためか?
そのために、時短で家事をこなしたり、
スマホで短時間で情報収集をしたり、
そんなことをしているのか?
でもさ、
その割に「暇つぶし」でゲームしてるよね。
暇が欲しくてスピードを上げているのかな。
暇ってことは、退屈だよね。
退屈ってあんまり楽しくないわけじゃん。
そのために、頑張ってスピード上げてるってのも、
何か本末転倒な気がするよね。
結局余剰が欲しい
お金でも時間でも、
あって困るものではない。
だから、多めに持っておきたい。
必要な分よりも。
だって、何が起こるかわからないし、
将来不安だから。
ネガティブだけど、
イマの世の中の原動力って「不安」なのではないか。
と思っている。
本当は、
「期待」とか「希望」とかになると良いんだけど。
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