ビジネス書といえば、
そのほとんどがノウハウ本・HowTo本だ。
かつては、
そんな本が大好きだった。
もともと知識欲が強いので、
新しいことを知るのは楽しかった。
それに、
仕事に役立つことをしているのが、
良いことしてるような気がしていた。
今は、もう殆ど読まないが。
で、
そんなノウハウ本だけれども、
読んでその知識を実際に活用できている人は
どれくらいだろうか?
ここでは、
「勝手に」上手く活用できてない人が多い前提で
続きを書いていきます!
例として、
成功法則系の本を読んだときの場合について。
ざっくりいうと、、
成功したければ、
ここに書いてある10の法則を実践してね。
という感じの本だ。
そもそも、
真面目に実践しない人のほうが多いと思うが、
実践したとしても効果が出ないこともある。
では、
それに対する意見を4つ。
1.前提条件が違う
そもそも、著者と読者は別人だ。
本にかかれていることは、
「著者」の成功法則。
もしくは、
「著者の会社」や「著者のクライアント」の
成功法則をまとめたものだ。
で、著者と読者では前提が全く違う。
著者の持っている知識やスキル、
性別、育った環境、交友関係など、
あらゆるものが読者とは違う。
だから、
成功法則をそのまま適用したところで、
上手くいかないと思った方が良い。
著者の前提条件の上に、
著者の成功法則は成り立っているから。
2.時代が違う
当たり前だが、
著者の成功法則を編み出したのは、
読者が本を手に取るよりも昔のことだ。
だから、
場合によってはその法則は既に
時間切れになっているかもしれない。
特に、テクニカルなノウハウ。
3.本質が書いてない
これは1の前提条件とも関係する。
例えば、
著者が10の成功法則を上げていたとする。
だが、
著者が成功したのは
本当にその10の法則のおかげなのか?
もしかしたら、
ベースにあった交友関係とか、
たまたま容姿端麗だったとか、
子供の頃の経験だったとか、
テクニカルな法則ではなく
そもそもの前提条件が、
大きな成功要因かもしれない。
4.真実ではない
絶対の成功法則はない
ノウハウ本には、
著者や著者の顧客が「たまたま」上手くいったノウハウが
書いてあるだけだ。
だから、
その成功法則でうまくいくこともあれば、
いかないことももちろんある。
昔の日本市場のほんの片隅でうまくいった法則だ。
それが正解である保証なんてない。
だから、言いたいのは、
人の成功法則なんて話半分で聞けばいいってこと。
そして、
絶対の成功法則なんてない。
いま、上手くいってなくて、
毎日のようにGoogleで検索しまくったり、
本屋に行きまくってみたりして、
必死に正解を探している人がいたら言いたい。
正解なんてどこにもないよ。
あんたと全く同じ過去を持って、
同じタイミングで同じ悩みを持った人なんて
この世にいないんだから。
ということで、
ノウハウ本は適当に読むのが良い。
という意見ね。
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