長時間労働の是正に対して、
生産性を向上しろと言われているが、
ほとんど効率性の話しかしていないと思う。
生産性か効率性か
生産性ってのは、
「資源から作り手がどれだけの付加価値を産み出したか」
ということ。
資源を労働時間、付加価値をラーメン
と例えると、
生産性の向上っていうのは、
- 10分で10杯作っていたのを、12杯作れるようになった。
- 10分で10杯作っていたのを、9分で作れるようになった。
- 10分で10杯作っていたのを、9分で12杯作れるようになった。
みたいな感じ。
生産性の向上には、
- 作り手のスキルアップ
- 資源の改良
- 作り方の改良
- 無駄の削減
など
さまざまな要素が絡み合っている。
でも、
ことピックアップされるのは、
無駄の削減。効率性の話。
無駄な会議をなくすとか、
チャットを導入するとか、
ワークフロー見直しとか、
効率的に作業をしていけば
生産性が上がるというパターン。
効率性の向上だけで満足してないか?
生産性の2つの視点
生産で産み出されるのは付加価値で、
それを生産するのは人間。
で、
その人間がもっと付加価値出せるように
って考えている。
そのときに、
- 人間の外側
- 人間の内側
っていう2つの視点があると思う。
外側っていうのは、
人間が働く環境のこと。
どんな制度のもとで働くか
どんな仕組みのもとで働くか。
とかね。
で、
多くの場合ここが焦点になっている気がする。
一方で内側っていうのは、
人間のモチベーション。
人間のパフォーマンスは、
モチベーションで大きく変わる。
やる気ある時とない時、
好きなことと嫌いなことでは、
パフォーマンスは違うはずだ。
シンプルな提案
生産性を上げていくためには、
何か1つだけやればいいというわけではないと思う。
個人的には、
労働時間の制限などの制度見直し、
業務効率化の施策、
など人間の外側へフォーカスしたものは
あんまり効果出ないだろうと思う。
それらの施策自体が
また新たな無駄な仕事を産み出しているし、
それがまたストレスを産んでる。
それよりも、
人間の内側にフォーカスして、
もっとシンプルにいきたい。
- やりたくないことはやらない!
- やりたいことをやる!
この2つで生産性上がる気がする。
だから、
やりたくない仕事・めんどくさい仕事があるんだったら、
どうにかしてその仕事を無くす・外注する・自動化する。
そんで、
やりたい仕事だけやれるような環境を作る。
企業は仕組み作って終わり、
じゃなくて、
もっと人の内面にフォーカスしてほしい。
で、どうかなーと。
以上、机上の空論でした。
あ、あともっと大事なこと。
そもそも、
生産性を向上して、どうしたいの?
そこが問題だ。
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