働き方改革の本質


巷でやっている働き方改革って、


  • 効率性の向上
  • 労働時間の削減


この2つに終始している気がする。

(理由は、政府の方針だからなのだけど、

それに追従しているだけなのが残念)



そして、それは上辺だけの改善であり、

全く本質的でないと感じる。


働き方の前に・・・

働き方っていうのは、

泳ぎ方・食べ方・読み方と同じように

HOWのこと。


つまり、

働くっていうことの「やり方」にフォーカスしている。

だから、結局、上辺だけいじっている感が否めない。


そもそも、働き方改革するのは、

政府が一億総活躍社会をつくるため。

みんなが将来に希望をもって働けるように!って、

そういう願いのもとはじまっている。


言い換えると、現状は将来に希望を持って働けていない。

(だから、改革するんだよね)


その理由は?

残業多いから?

給料安いから?

環境?

人間関係?


そういった外部要因もあると思うんだけど、

そもそもさ、

「働く」ってことにネガティブなイメージを持っていること。


これが根本原因なんじゃないかって思う。


根っこの「働く」ってことに対して、

大変なこと・つらいこと・つまんないこと・義務・苦行のような、

ネガティブなイメージをもっているままじゃ、

その「働く」方法=働き方をいくら改善しても、

本質は何も変わっていない。


だから、働き方の前に、

「働く」ってことをポジティブに捉えられるようにする。

ってのが先決なのではないかと考える。


「働く」ことのイメージ

小さい頃から、仕事は大変だと思っていた。


子どもは遊ぶのが仕事。

大人は苦労するのが仕事。


こんな感じ。


そもそも、仕事なんてあんまりやりたくないから、

なるべく外部環境・条件が良いところに就職する。

それが、成功者の就活だと思っていたし、

そう思い込まされるようにシステムが構築されている。



「働く」ってことに対する前提が、

ネガティブなものになっている。

働く以前から。


まずは、ここを変えていくのが、

働き方改革の第一歩だと思う。


この前書いた、


遊ぶと働くの境界を無くす


っていうのもこれ。


今までとは時代が変わっているから、

前提もアップデートしていいと思っている。

時代の進みが早いから、自分で前提を書き換える必要がある。


どんな「働き方」がいいか

HOWに着手するのは、簡単だ。

何をやって、どんな成果が出たかも言いやすい。

でも、それだけだと何も変わっていない。


仮に、「働く」ことに対して、

ポジティブなイメージを持つことができたら、

どんな働き方をしたら良いか?


効率的に働くこと?

なるべく短時間で成果を出すようにすること?


いやいや、


自分の好きなように働くこと。


これが一番いい「働き方」だと思っている。



現状も、働き方は企業の押しつけだ。

残業削減も、効率化も政府と企業の論理で決定されている。

それは、利益の最大化。


確かに、企業の存続のためにはそれは必要かもしれない。

でも、その利益を生み出すのは人だ。


その人達に対して、


「どうしたら一番働きやすい?」

「どういう環境で働くのが好き?」

「どんな仕事が一番やりたい?」


って聞いてあげること。


そして、

その想いを実現してあげること。


そういうことができるようになる。



それが、


「働き方改革」


だと思う。






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